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□君の奏でるメロディー
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(誰がピアノをひいているんだろう…?)
オレは、引き寄せられるように、ピアノが聞こえる方向へ向かった。
近づく度に、大きくなるピアノの音。
どんどん、ドキドキが大きくなる。
だって…。
音を聞いていてわかったから。
(この音は…獄寺くんだ…!!)
前に、ピアノをひけるって言ってたから、間違いない。
今まで、獄寺くんのピアノを聞いたことはない。
でも…何故だか確信がある。
(やっぱり、オレが獄寺くんの恋人だから…かな?)
もう、1歩。
歩く度に近づく。
君のもとに。
今から…行くね。
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