名探偵コナン
□五章
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その日テレビを見ていた快斗と新一は後片付けをしている景時の所へ勢い良く駆け込んだ。
「「景時!!」」
「快斗君新一君どうしたの?」
二人の慌てように景時は不思議に思い首を傾げながら質問した。
「「可愛い…っじゃなくて!」」
「はっ?」
「景時昨日怨霊は普通の人には見えないっつったよな!?」
「うん?」
「今テレビで、その怨霊が、市民を襲ったって流れてんだよ!」
「怨霊の事は化け物と言ってるけどな。」
「…そう、分かった。出た場所分かるかい?」
「いや、被害者は覚えてないらしい」
「そっか。分かった。」
深刻な顔をして考え込む景時に一言かけてから家を出た。
「…怨霊が普通の人にも見えるくらい強くなっちゃったか。さて、どうするか…て、あれ?」
考え込んでいる合間にふと弁当箱が目に飛び込む。二人共忘れて行ったらしい。
そういえば今日は新一の学校と快斗の学校が、新一の方の学校で合同で授業をすると言ってたなと思いながら、景時は帝丹高校へと足を進めたのだった。
三時間目と4時間目の間の休憩時間に主事さんに学校に入れてもらい二人を捜す。
中々見付からないので、他の生徒の子に聞き二人を見付けた。