短編

□苺
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『やだ!!』
『いいじゃないですか。下さいよ♪』
『ぜ〜ったいダメ!!』
『さっきから何してるの?』

ユチョ〜〜ン!!と駆けよって
『あのね!チャンミンが俺のケーキの苺頂戴って…』
僕の後ろにケーキを持って隠れる。
うっ…可愛い

『いいじゃん!!ユノヒョン頂戴!!』
あっさりチャンミンに苺をとられた
『あ"〜〜〜〜!!最後に取っといたのに〜〜』
今にも泣きそうな顔をして
『チャンミンなんか大嫌い!!!!ベーだ!!』

大嫌いの言葉にピクリとまゆを動かして

『じゃあ返します』

返すって……

『もう食べてるじゃん!!』
ぷぅ〜っと頬を膨らまして拗ねちゃったユノ君
チャンミンがユノの腕を掴み俺の後ろから引っ張りだす。

『ユノヒョン。そんなに苺好き??』

『好きだよ!!だから最後に食べようと………んっ』

満足そうにユノ君からはなれて
『ユノヒョンの唇って甘い♪♪』
とスキップしてリビングから出ていったチャンミン。


『ユノく〜〜ん大丈夫?』

手に持っていたケーキのお皿を取り顔を覗きこむと
涙目になりながらユチョ〜〜ン!!
って抱きついてきた
ヨシヨシと頭を撫でながら
『ユノ君今度苺いっぱい買いに行こうか??』
と言うと嬉しそうな顔をして
『うん♪ユチョン大好き♪』

………ユノ君その顔反則だから…

………

*****

『ユチョンなんか嫌いだ……』
とベッドに横たわり枕に顔を埋めるヒョンが可愛くて二回戦に突入するのでした。

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