短編

□足りない
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『ユノ君部屋戻ろう??』
ソファーでウトウトしているユノ君に話しかける
『…ん……ヤダ…』
俺の肩に凭れかかって軽く頭を横にふる
『だってユノ君眠そうだよ??』
とユノ君の顔を覗きこむ
『…俺が…』
と消えそうな声で呟くユノ君
『ん??』
頭をなでるとユノ君の腕が腰に回ってギュッとシャツを握ってきた『だって…俺が寝ちゃうとユチョンいつも帰っちゃうもん…』
泣きそうな声……
『ユノ君…泣いてる??』
と聞くと頭を横にふる『じゃあ顔見せて??』
と頬に手を当てると微かに頬が濡れている
『やだ……』
って言って俺の腰に回してる腕の力を強める『…ユノ君…今日はユノ君の側にいるから…ねっ?顔見せて??』
というと
『本当??』
とゆっくり顔をあけだ
『ほら!やっぱり泣いてる』ユノ君の涙を親指で拭い目もとに触れるだけのキスをした。

『ユノ君何かあったの??』
と唇を離して聞く
『…ユチョンが足りない……』
と潤んだ眼で見上げてくる
そういえば最近忙しくてユノ君と二人で居る事無かったな……と思い恋人に淋しい思いをさせている自分に少し腹がたった…
『俺も…ユノ君が足りない…』
深い口付けをしユノ君をソファーに押し倒した。

君が足りない分深く愛し合おう??
それで君が俺の側にいてくれるなら……
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