短編
□また…ですか?
1ページ/2ページ
『それで??またなくしたんですか??』
いい加減にして下さい!!と言わんばかりに大きなため息をついて俺を見下ろす。
俺は床に正座しながらごめんなさいと両手をついた。
『もう知りません!!』
チャンミンは諦めたようにパソコンに向かう
『………チャ…ンミン』
泣きそうになるのを我慢しながら
『チャンミン……』
何度も名前を呼ぶ
だけど一度もこっちを向いてくれなくて涙が零れた
『チャッ…チャン……ミン……ゴメン』
しばらくしてチャンミンが
『もう!!泣かないで下さいよ!!』
怒れないでしょ……
と俺をフワリと抱いた。
『もう次は絶対許しませんよ???』
チャンミンの腕の中でコクコク頷いてチャンミンの背中に腕を回した。
『次は……お仕置きですからね』
耳元で低く囁かれ身体が固まる。
もう絶対無くさない!!と心に誓うもまた無くしてお仕置きされるのはまた別のお話し…。