新・記念小説

□25万ヒット御礼
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朝は7時から開く食堂に我先にと皆が急ぎ足に向かう中まだ眠そうにボーッとしたまま廊下を歩くユチョンにユノは


『ユチョン早く行かないと良い席無くなっちゃうぞ』


と背後から背中を軽く叩いた


『あっ…ユノ君おはよう』


『おはよう』


ニコリと笑って歩く速度をユチョンに合わせるユノ


(朝から爽やかだなぁ〜)


ニコニコしているユノと違って昨夜ジェジュンとチャンミンの襲来により寝不足なユチョンはため息を吐いた


『おっ♪ユノ発見☆』


回りにお花を咲かせながらユノに近づいて軽く…いや…力いっぱいユチョンをはね除けその横に当たり前のように肩を並べるジェジュン


(いってぇな!!)


『(横目でユチョンを睨み“ふん”と鼻で笑って)ユノおはよう』


と腕を絡ませた


『お〜ジェジュン朝から元気だな〜』


そう言っておはようとジェジュンに笑顔を見せた


ユチョンなんかほっといて食堂に行こう♪とユノの腕を引っ張るジェジュンの腕をするりと抜けて


『ユチョン何してるんだ?早く行かないと食堂閉まっちゃうよ』


とユチョンの手を取った


『ユノ君……』


ユノの行動に幸せな気分を噛み締めてるユチョンに反して


(チッ!!ユチョンのくせに)


と悪態をつくジェジュン





食堂に着くと先に席を五人分取っていたジュンスと先に大盛りの朝食を食べているチャンミンがユノ達に大きく手を振った




『ねぇねぇユノ今日サッカー部の練習見に来てくれるんだよね?』


食べながら話すジュンスのテーブルの前には沢山の食べ溢し


『ジュンスヒョン…食べるか喋るかどっちかにして下さい』



勿体無い…と大息をジュンスの隣で吐くチャンミンを無視して尚ユノに食い下がるジュンス


『あぁ♪絶対見に行くよ。約束だもんな』


まるで弟に話すように優しい眼差しでジュンスを見るユノに


『そんな目で見られたら照れちゃう。ウキャンウキャン』


と大きな声で笑うジュンスに


『ジュンスは可愛いなぁ〜』


と頬を緩ますユノ


(((こいつの何処が可愛いのか不思議だ…)))


どこか冷めた目でジュンスを見る三人―


端から見てる他の生徒達は



あの五人は相変わらずだなぁ〜


と動物園の動物を見ている気分だった


だが…


その五人を見つめる四つの目


『やっぱりユノは可愛いな♪』


『ですね…でも俺はあの気だるそうな子もタイプですよ』


青バッチの横に金色のバッチを付けた生徒会会長のキム・ヒチョルと同じく青バッチの横に銀色のバッチを付けた生徒会副会長イ・ドンヘ



少しずつユノの身に危険が迫って来ている事に五人+二人は気づいていなかった……



『あ〜〜!!チャンミン!!僕のデザート取らないでよ!!』



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補足

白バッチ→1年


赤バッチ→2年

青バッチ→3年


金バッチ→生徒会会長


銀バッチ→生徒会副会長

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