TALES


□抱きしめて・・・
2ページ/7ページ





・・・・何で僕はこんな事をしているんだ?

何でアイツはこんな事をしてくるんだ?

そんな事 決まっているか

僕がアイツを愛してしまったから

アイツが僕を愛してくれたから・・・


【抱きしめて・・・・】



「・・・キール?」


・・・つぶっていた目を開くと、視界が急激に明るくなった。
(明るくなった といっても薄暗いが・・・)

柔らかいベットの上に押し付けられる僕とそれに跨がるアイツ・・・リッド
両腕で僕の両肩を押さえて、完全に制している。

だからといって抵抗する気も無いが・・・


「・・・何でもない」


僕は棘のあるような言い方でリッドに返す。
リッドはそれを笑みで受け、ゆっくりと僕の首筋に顔を埋める。

ギシリ とベットが軋む
リッドの舌が僕の首筋を這うのを感じ、身体がピクリと跳ねる。

リッドの舌がゆっくりと下に降りていくのを感じた。
首筋から鎖骨へ 胸元へと





次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ