TALES
□抱きしめて・・・
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・・・・何で僕はこんな事をしているんだ?
何でアイツはこんな事をしてくるんだ?
そんな事 決まっているか
僕がアイツを愛してしまったから
アイツが僕を愛してくれたから・・・
【抱きしめて・・・・】
「・・・キール?」
・・・つぶっていた目を開くと、視界が急激に明るくなった。
(明るくなった といっても薄暗いが・・・)
柔らかいベットの上に押し付けられる僕とそれに跨がるアイツ・・・リッド
両腕で僕の両肩を押さえて、完全に制している。
だからといって抵抗する気も無いが・・・
「・・・何でもない」
僕は棘のあるような言い方でリッドに返す。
リッドはそれを笑みで受け、ゆっくりと僕の首筋に顔を埋める。
ギシリ とベットが軋む
リッドの舌が僕の首筋を這うのを感じ、身体がピクリと跳ねる。
リッドの舌がゆっくりと下に降りていくのを感じた。
首筋から鎖骨へ 胸元へと
。