オリジナル
□○出会い○
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ロイヤルワンダー学園の中庭では桜が満開になっていた。
そこでは、誰が言ったのかふしぎ星の住人のお花見が開かれていた。
レインは、ブライトと楽しそうに話していて。
タネタネの国のプリンセスはソロと楽しそうに踊っている。
ミルロは桜を絵に描いていて・・。アルテッサはソフィーを大声で怒鳴りつけている。 アウラーはそれを止めている。
そして、ファインとシェイドもみんとと同じく楽しそうにお花見をしている。
その光景を見つめている少女がいた。彼女の目線の先には、月の国の王子シェイドがいる。
「・・・・・大丈夫。みんな優しいっていってたもの・・。」
透き通った雪のような声でしゃべる。彼女の髪の毛は、薄い栗色をしていて腰ほどまでのロングヘアー赤いリボンで少しの髪を後ろで止めて他の髪の毛を押さえている、目の色は金色だった。
他の生徒と同じ形の制服、それもベストは茶色でなかはベージュ色のワンピースになっている。
そして、スウッと息を吸ってふしぎ星のお花見会場へ小走りに近づいていく。そして、大きな声で叫ぶ。
「あのっ!!はっはじめまして!」
「は?」「え?」「まあっ」「・・・?」「えっ?」
さまざまな声が飛び交う。
『どうしよう!話しかけるべきじゃなかったかな?』その少女は顔を真っ赤に染め上げる。
それを見たファインは、にっこり笑って話しかける。
「なあに??あなたの名前は?」
「えっあっ!」
彼女は、ハッと我に返ったような顔をする。そして、スカートの裾を少しもち軽く会釈をする。
「はじめまして。私、レミュール星から来ました。カノン。カノン=ルべリュームです。」
「「「「「カノン?」」」」」
皆がいっせいに聞き返す。
「ハイッ。じつは、ふしぎ星と連盟を組ませていただいたので・・。その挨拶に。」
その言葉を、シェイドが遮る。
「ちょっとまってくれ。そんな話し母上に聞いていないぞ?」
怪訝そうな顔でカノンを見る。カノンは、にこりと笑い返して言う。
「ご存じないのも当たり前です。貴方がロイヤルワンダー学園に入学してから連盟を組みましたから。」
ナルホド・・。とシェイドはつぶやく。その納得したような顔を見たカノンは自ら話し出した。
「私、皆さんと友達になりたいんです。・・いいですか?」
カノンは、心配そうに聞く。その言葉にファインとレインがすぐさま反応する。
「「もちろんっ!!!学園仲良し計画!協力してくれるの!?ワーーーーイ!!」」
「「やったやったやったったー♪」」
ファインとレインはすぐさま踊りだす。そこをすかさずアルテッサが注意し始めた。
「ちょっと!あなた達!初対面の人に失礼でございましょう!?今すぐおやめなさい!!」
笑っていたカノンは、驚きつつはなしだす。
「プリンセスアルテッサ様の事もしってまいます。」
「えっ!?わたくし!?」
こくりとカノンはうなずく。
「はい。何でもダンスが凄くお上手だとか?」
アルテッサは、頬をピンクに染めながら胸を張る。
「ええっ!まあ・・・アウラーと息が合いますの。」
「アルッテサ・・・。」
それを、聞いたアウラーは嬉しそうに笑う。