オリジナル
□○葵アナタ○
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幼い頃。母に渡された「国際新聞」
それに、アナタはのっていた・・・。
○青のアナタ○
「ねえ。お母様!この方は誰!?」
私は、アナタの写真を指差し母に聞く。
「カノン。この方は、ふしぎ星の王子シェイド様よ。」
「シェイド様?」
「ええ・・・。お母様の体が弱いので。代わりに仕事をして。妹のミルキー様のお世話もなさってるのよ。」
「凄い方なのね!?」
「ええ。でもこの国でお会いすることはないわ。」
「どうしてえ?」
「星が違うもの。」
「そうなの?でも私。シェイド様に会いたいわ!」
「大きくなったら会えるわ。」
「ええ!?」
私は、お母様の座っている椅子に寄りかかる。
「ロイヤルワンダー学園に言ったらね。」
お母様は、悪戯っぽく笑った。