オリジナル
□KTS
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「手紙。それは人には直接言えないようなことを書くもの。」
「レイン!」
「いいじゃない!ファイン!ラブレターよラブレター!」
「そうだね」
●KST●
二人は正面玄関で大騒ぎしていた。
ことの発端は、授業が終わって帰ろうとしたファインの下駄箱に手紙が入っていたことから始まった。
それを見たレインが大騒ぎしているのをファインがとがめたのだ。
「だから!レインがそんな騒ぐことないでしょ!」
「なにいってんのよ!ファイン。私が騒がないで何するって言うの!」
「静かにしてればいいでしょ?」
「おい・・。何やってんだ。」
ファインのすぐ後ろにシェイドがいる。
帰るところらしい。
「ふっふーん聞いて驚け!よシェイド♪」
「は?」
「ファインの下駄箱にラブレターが入ってたのよ!」
「なんだってええええええええええ!」
今の声は、シェイドじゃありません。盗みぎぎしてたブライト様の声です。
「ブライト・・。いったいどこから・・。」
ファインは怪訝そうな顔で、ブライトを睨む。