オリジナル
□記憶の追憶
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眠りたくない
起きてなきゃ
じゃないと
忘れてしまう気がする
大切な
大切な
記憶
忘れてしまう
まるで
影が忍び寄るように
はかなく
記憶が
散る音がする
*記憶の追憶*
朝起きると頬がぬれていた
枕にまでしみこんでいて、頬を伝った痕を冷たく感じる
「・・・・・・・・?」
どうしてだろう?
忘れてしまった気がする
記憶を
すごく
大切な
「ファイン!学校行くわよ!」
記憶への追求は、レインの声でかき消される
--忘れるなんて、たいしたことじゃないよね?
そして、記憶の扉は閉じられた
深く
闇に
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