カカシ×ナルトのお部屋
□愛するが故の意地悪
1ページ/1ページ
「あっ!せんせーのそれうまそうっ!いただき!」
サッと素早くナルトからよける。
よけられたナルトは悔しげに睨んでまた飛びついてくる。
ほーんと負けず嫌いだよね。
「むーっ…」
「取れるもんなら取ってみなさい」
ほれほれとナルトが狙うネギチャーシューをこれ見よがしに見せつける。
するとぷくーっと頬を膨らませて、ナルトは恨めしげにオレを睨んだ。
「せんせーってば意地悪だってばよ…」
「んー?せんせー意地悪なんかしてないぞ♪」
ナルトの顔の前でチャーシューをひらひら。
それに合わせて動く目が面白い。
(猫と猫じゃらしで遊んでる気分だよ)
「一枚くらいいーじゃんかー」
「だからあげるって。ほら」
「そんな動かれちゃ食えないだろっ!!」
あーホント面白い。
拗ねるナルトったらフグみたいで可愛いったらありゃしない。
たかがチャーシュー一枚で本気になるお前も可愛いけど……ちょっとは気づきなさいよ。
「せんせーの意地悪ー!」
「こんなのも取れないようじゃ忍者失格だよー♪」
「ムキーッ!!」
可愛いからいじめるの。
オレったらお前が可愛くて可愛くて仕方ないわけ。
「はいはい。そんな怒るなって。はい、あーん」
「えっホント?!」
「ホントホント。早く口開けなさい」
「やった!せんせー大好きーっ!!」
愛するが故の意地悪。
お前はいつわかるかな。
せんせー楽しみだなぁ…♪
おわり♪
私も楽しみだなあ…♪
きっとそのときはナルトの貞操が危なくなる(笑)