はたけ一家のお部屋

□お父さんの好きなもの
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「じゃあ父ちゃんおやすみってば」
「はい、おやすみ」


ちゅっ


おやすみのちゅーをしてサツキは部屋に入っていった。

オレは寝室に行って、サツキがくれたダリアとサクラがくれた小包を眺めていた。


「やっぱ怪しいよなぁ…」


ダリアを訝しげに見る。

でもやっぱなにもなくて。

心配のし過ぎかな〜と思った。


「先生?」
「ナルトー!」


風呂上がりの色っぽさにオレはくらっとした。

子供を産んでも変わらないそのプロポーションは見事なラインを描いている。


「ナールト♪」
「はいはい」


ベットに潜りこむと、ナルトはダリアに目を移した。


「あ。それサツキから?」
「ん?あぁ。そうだよ」
「サスケも一緒に作ったってホントだったんだってばね」


サツキはまだこんなにキレイに仕上げられないとナルトはクスクス笑った。


「子供っていいってばね。成長を見てると面白いし癒される」
「そうだねぇ…」


(…オレの成長した息子に癒されてくれないかなぁ…)


オレは心の中で呟いた。


「アタシ、最近思うんだってば。子供って夫婦の幸せの証だなぁって」
「幸せの証?」
「うまく言えないけど…あの子たちが生まれてからアタシたちはもっと幸せになったってば。だからあの子たちはアタシと先生が幸せなんだっていう証拠だって思うんだってば!」


最早無理矢理言い切ったナルトは、むんっと胸を張ってオレを見た。

まったく…
そういうとこも可愛いね。

オレはグイッとナルトを引き寄せた。

ポスンとオレの胸にナルトが寄りかかる。


「……先生」
「ん?」
「お誕生日おめでとう」


ちゅっと可愛らしいキスをして、ナルトはにっこり笑った。


出会って恋に落ちて結ばれて。


母になってもあの頃からまったく変わってないお前。

そんなお前に未だ恋してるオレ。

……相思相愛。

ずっとずっとそうでいたい。


「ナルト…」
「なぁに?」
「……ありがとう……」


あぁ…
今なら言える。

オレはお前を愛するために生まれてきたんだよ。

今。
オレの腕の中にいるお前を誰より愛しく感じてる。

きっと…
この先もずっとね。


fin.



ちなみに…

「……まぁ……」
「………………」

サクラからのプレゼントに顔を輝かせるカカシと青ざめるナルト。

二人の(カカシの)夜は更に楽しくなったという…


→おまけ
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