無重力アイラビュー
□2.休日は、大騒ぎ
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ヴーヴーヴー。
頭の上にある、ケータイが振動する。
誰だよ〜!!
人の安眠妨害する奴は!!
着信履歴を確認して、身体と思考が停止した。
二宮が、6件。
……うん。
見なかった事にしよう。
ゴソゴソと、もう一度布団に潜り込めば。
ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン!!
けたたましく鳴り響く、ドアのベル。
ダァ〜〜!!
分かったよ!!
起きりゃいいんだろ?
起きりゃ!!
ガバッと布団を剥いで、また、焦った。
「……サ、サトシ君!!なんで、又、裸?」
昨日あの後、満腹感から船漕ぎ出した彼。
宇宙人も睡魔に襲われるという、誰にも披露出来ない事実を学ばせて貰い。
いくら何でも裸は拙かろうと、新品の下着と俺のスウェットを着せて寝かせたのに。
何故か、脱いじゃってます!!
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