短編集

拍手ログ 理想郷シリーズ 091221
1ページ/1ページ







「ディディエさん、感じますか?」
「うん、感じるよ」

鳥の息吹、風の声音。
山の翡翠、花の真紅。


それは、当たり前のように美しい世界で。
それは、当たり前のように優しい世界で。

それは、当たり前のように。
あなたの隣のように。


「エルド、見えるかい?」
「はい、見えますよ」


美しい世界は、
ただ二人のために。






---8<---


どこかに辿り着いたのか、どこにも辿り着かなかったのか。
何が見えたのか、何も見えないのか。


美しい世界はただ二人のために――は《運命の双子》からお借りしてしまう形になってしまいました。
それでも、その言葉の響きは本当に美しいですね。


二人が幸せなら、鞠宮も嬉しいですね。

 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ