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□だって優しすぎるんだもん
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最近の私の悩み…
女の子の悩みって言ったら大抵の子は彼の事じゃないかな?
実は私もそう…
私の悩み
それは
彼が優しすぎる事…
でも友達に相談しても相手にしてもらえない
贅沢だとか
そんなの悩みとは言わないとか…
最後にはノロケを聞かせたいのか?って怒られる始末
まぁね…
私も逆の立場ならそう言ってるかも知れないけど
でも当の本人にとっては
結構大きな悩みだったりするんだよね
彼が優しいって言うのはすごく幸せな事
私の事大切に思ってくれてるのかなって
でもね…
私だって時には彼にわがまま言って欲しい
ちょっと強引に振り回されてみたいなって…
これってやっぱり贅沢なのかな…
そんな事を1人でぼんやり考えてたら
長『南依都お待たせ
じゃ行こうか』
「うん♪」
そう言って手を繋ぎ歩き出すのが私の悩みの相手
鳳 長太郎…
背が高くてカッコよくて
おまけにメチャクチャ優しい彼
好きで好きでたまらないんだ
だけどね…
長『今日はどうしようか
休み時間に決められなかったからね』
長太郎に言われて
「そうだよね…せっかく部活も休みなんだし時間もあるからどっか行こうか?」
私がそう言うと
長『うん。それじゃ南依都はどこか行きたい所あるかな?』
と、聞かれて
「どこがいいかな?
ねぇ長太郎は?
どこか行きたい所ない?」
私が聞き返すと
長『俺?俺は南依都が行きたい所ならどこにでも付き合うよ』
そう言って優しく笑う