ｆrom
□あったかい
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ただいま、２月１３日
２３:５９です
あと１分で俺の誕生日
女の子が大好きな人に、アタックする日
バレンタインデーが俺の誕生日だ
「……あと３０秒」
こんなことを考えているうちに３０秒も経った
自分でも少し苦笑いする
ホントのところ、自分で自分を一番にお祝いするのは少し悲しい
出来たら大好きな彼女に祝ってもらいたい
でも、俺より身長も精神年齢も低い彼女はこんな夜遅くまで起きていられない
といってる間にあと３秒
２
１
「おめ…「おめでとー!!ちょーたろー!!!」…は？」
いきなりの出来事で脳が回らなかった
あれ？何で？
ここ、俺の部屋だよね？
「長太郎、ハッピーバースデー!!」
「…えっ？あぁ…うん、ありがとう」
ワケもわからず混乱しながらとりあえず笑顔を向ける
「でも…何で？」
「……大好きな長太郎に一番におめでとうが言いたかったから!!」
はにかんでいう彼女が、可愛らしくて仕方ない
「一番にお祝いしてくれたのが南依都で嬉しいよ」
「フフッ、良かった!!」
彼女の喜んでいる姿も、可愛らしくて…
思わず抱きしめた
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