Short Story

□坂田銀時の秘密
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万事屋のオーナー、坂田銀時。
この男、ちまたでは『マダオ』やら『死んだ魚の目をしている』等と言われているが、この男の本当の姿を、全て知っているだろうか。

今回は、この坂田銀時を昔からよく知っている三人の男に話を聞いてみよう。




まずは一人目、快援隊社長、S本T馬さん。

坂田銀時さんについてお聞かせください。


「あっはっはー、銀がかぁ?
あいつはもってもてだったぜよぉ。
しかしのぉ、あの性格じゃけぇ遊郭ば大好きだったきに。
まぁ、戦争中は彼女なんぞ作れんかったきに仕方ないんじゃがのう。」


ありがとうございました。


続いて攘夷浪士T杉S助さん。

坂田銀時さんについてお聞かせください。


「あァ?
あいつぁ、男からも色目使われてたぜェ?
しかもアイツ、馬鹿だからよォ、無意識に色気振り撒いてんだよ。
まぁ、戦争中はアイツは俺が護ってたからなァ。
変な虫がつかねェ様に見張ってたよ。」

あ、ありがとうございました。



最後に、攘夷浪士KつらK太郎さん、坂田銀時さんについてお聞かせください。

「KつらK太郎さんじゃない。
桂だ!!!!

銀時のことか?あぁ。
あいつは今でもモテるぞ?
子供達にバレないように遊郭もたまに行っているからな。
まぁ男だ、仕方ないだろう。
あいつは典型的な『1人と100回よりも100人と一回ずつ』が好きなタイプだからな。
とりあえずチャラいんだ。」


ありがとうございました。


そして最後に、銀時さんに秘密で、銀時さん行きつけのお店に隠しカメラを仕掛けさせてもらいました。

そこには、長谷川さんと共にお酒を煽る坂田銀時さんの姿が。

「銀さーん、俺は銀さんとモテない同盟を組もうと思ってたのによォ、俺ぁみたぜ?この前お前さんが綺麗な女連れて裏通りを歩いてる姿をよォ。」

「はぁっ?
俺ぁもう何年も彼女なんて出来てねーよ?この天パのせいで。」

「いんやっ、あれは絶対銀さんだぁぁあ…ぐーー。」

「………寝たか。」

「旦那ぁ、俺も旦那が綺麗な女連れて歩いてるところを見かけたことがあるよ。」

「あ、まぢで?
違う違う、あれは彼女とかじゃなくてただ遊んでただけ。
彼女作るとかそーゆーの重くて無理だし一人に決めらんないし。」

「やっぱりモテないなんてうそなんじゃねーかい。」

「まぁな、でもいいんだよ。
めんどくせーから。」

「そーかい。」

「じゃ、俺もう帰るわ。」

「おうよ。」

「今日さー、約束してんだわ。」

「長谷川さんはどーすんだい?」

「元からホームレスだし公園にでも置いてくか。」

「ひどくないかぃ?」

「女の子ゆーせんっ」

「そーかいそーかい。」


そう言って店を出て行った。




これらのデータにより、坂田銀時はモテることを隠していると言うことがわかる。

そして、モテないフリをしていることもわかる。

だがしかし、この話はここだけの内密の件にしていただきたい。


いや、実は私も隠しカメラがばれて銀時さんに捕まっt←


とにかく、今回のところはこの辺で。

またお会いしましょう。
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