12/18の日記

02:37
10話目感想
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10話目の感想です。



今回の回は、入りから良かったですね。


冒頭のシーンはファンタジー的な良さが出ていて、あと魔女の神秘的な感じが良かった。


やっぱり入りが良いと、その後も気分良く見れると思う。




今回ハヤテが刺されたけど、怪我とかは負ってない代わりに性格がちょっと変わってしまったみたいですね。


で、ナギの元から離れて1話目の冒頭の状態になったわけか。



こうやって最初の話と繋げるのは、まどかマギカでも同様の手法が取られていましたよね。


10話目でそれをやるのも同じ。


畑先生得意のオマージュでしょうか。


まあ、先生はこういう伏線回収は得意ですからね。


今回、1話目の最初に繋げる描写は上手かったと思う。



……ただ、惜しむらくは今回の10話目に至るまで視聴を続けてくれた根気強い視聴者がいったいどれくらいいたか?っていうのが心もとないこと。


最初の1話目の時点で内容はかなり酷かったし、その後も酷い回がいくつもあったのでね。


正直、この10話目まで見てくれた視聴者って、ハヤテの信者以外の一般層ではどれくらいいるんだろうか?


これまで放送された話が、ハヤテをさほど知らない視聴者を10話目に至るまで繋ぎ止めるほど魅力があったとはおせじにも言えないし。


これが、まどマギのようにストーリー・描写・演出等が全体的に優れた作品であれば、多くの人が10話目まで見てくれるんだろうけど。


ハヤテの新アニメはそうではなかったからなあ……。


内容がそれほど優れていない事に加えて、それにプラスして見ていて不快感を覚える描写が非常にたくさんありましたから。


そういう作品を複数回に渡って視聴しようだなんて、普通の人であれば思うはずもなく……。


まともな人であれば、まあ1話目を見終わった時点で即切りだったでしょうね。


正直、ハヤテファンの自分ですら、視聴を止めていてもおかしくなかったぐらいだし。




…まあ、暗い話はやめておきましょうか。


ここで、少しストーリーの事に触れておきます。


今回の回はストーリー結構良かったと思いますよ。


ってか、9話目以降良くなりました。


それまでは、ただだらだらと日常話をやってただけだし。


でも、ラスベガスに来てからようやく話が動き始めました。



この前、畑先生についての話で、コメディに関してはもう壊滅的にダメなのがわかったって話を書きましたよね。


ですが、コメディを抑えてまともな話を書いてる時は、結構見れる物は創れるんじゃないでしょうか。


9、10話目を見ているとそんな感じがする。


まあ多少のチープさはあるものの、この2回のストーリーは良かったと思うし、キャラの動かし方もなかなか良かったです。


9話目なんて、名ありの登場人物15人ぐらいいましたけど、見事に描いていたじゃないですか。


今回の10話目も、内容の質の面ではこれまでで一番良かったと思う。



畑先生って、キャラとキャラとの関係というか、横の繋がりを造るのが優れてるよね。


例えばナギ-伊澄-咲夜で幼馴染の仲を構成してるけど、そういう繋がりを生かした話作りが上手い。


今回、伊澄とルリが戦ったけど、それぞれ戦う理由がしっかりしていた。


伊澄は大事な親友のナギが捕まったから、それをした魔女を霊能力で攻撃。


ルリは大事な母親が攻撃されたから、母を攻撃した伊澄を攻撃。


それぞれ大事な人の窮地のために戦ったわけで、そこがしっかりしてたのが良かった。



ルリと魔女は母子の関係で、ルリとナギとはお姉ちゃん(仮)の関係。


ここも横の繋がりが構成されている。


こうした各関係の構成・扱いの能力が先生は優れていると思う。



……まあ残念ながら、コメディに関してはそれとは別に、“普通の人がちゃんと笑える面白さ”を生み出す才能がいるから、先生はコメディに関しては糞つまらないものしか創れないんだけどね…。


まあコメディがゴミなのは、先生の嗜好がかなり異常だからってのもあるんだけど。


池沼レベルのデフォルメ絵とかもその一端。


まあ、先生が描くコメディは全てにおいてつまらないわけではなく、くすりとするぐらいのマイルドなコメディなら笑える箇所もいくつかあるんだよね。


でも、1期のような本当に笑えるコメディは、残念ながら畑先生の力では創り出す事は出来ない。


それは新アニメを見て確信した。



ただ、コメディが糞な分、新アニメにおいてコメディの要素がさほどない部分の話はそれほど悪くはない。


9、10話目はなかなか良かったです。




さて、ちょっと話を変えます。


最後の方でナギが大泣きしてたけど、まああざといまでの泣き描写でしたねw


でも、私としては好印象でした。


釘宮さんの演技に関しては、劣化していて不快感を覚えるとこれまで何度か言ってきましたが、このシーンでの演技は良かったと思います。


まあ描写としてはあざとい泣き描写でしたけどね。


ハヤテへの想いを表わすには良かったと思いますよ。




今回の10話目は、見る前に期待していた期待値より良かったです。


たいていの場合、期待を下回る事が多いので嬉しかったですよ。


…まあそれは、これまでが散々だったんでハードルを下げて見ているからっていうのもあるんですけどね。


何にせよ、最終回に向かって内容が良くなっていってるのは良い傾向です。


あと残すは僅か2回ですが、良いものになっている事を期待しましょう。


……まあ、そうやって期待するとまた裏切られるんで、期待しすぎないようにしますが。



では、長くなりすぎたんで今回はこれにて。

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