02/15の日記

16:43
拍手返信&新アニメ総括1
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お久しぶりです。


結局一ヶ月も間が空いてしまいましたね。


書く気力が起こらなかったのもあり、なかなかこうして日記を書けませんでした。



約一ヶ月前に拍手を頂いていたんですが、その返信も遅くなってしまい申し訳ないです。


以下にその返信を書きます。


>始めまして。いつも楽しく拝見させて頂いております。新アニメの総括記事楽しみに待っていますね!


返信:拍手をくださってありがとうございます。返信が非常に遅くなってしまってすみません。
うちのサイトの日記を読んでいていただけて嬉しいです。いつも長々と長文で読み苦しい文章で申し訳ないです(/_;)
こうした拍手を頂けると、とてもエネルギーをもらえますね。読んでくださる方のために、今後も更新を頑張れます(^^)
拍手ありがとうございました。




では、以下にハヤテ新アニメの総括を書きます。


あらかじめ断っておきますが、これから書く総括は批判的な部分が多くなるので、ハヤテの批判をあまり見たくない方はお見にならない事をお勧めします。


とりあえず全部一遍に書くと長くなるので、各箇所ごとに投稿を分けて書きたいと思います。


書きたいのはだいたい以下の項目です。


1.キャラの描写に関して。


2.キャラデザに関して。


3.コメディの質に関して。


4.ストーリーに関して。


5.その他もろもろ。


6.これまでのハヤテアニメとの相対評価。


これを全部書くととんでもない長さになっちゃうので、何回かに投稿を分けて書きます。




では始めに、今回のアニメでのキャラの描写に関して思った事をつづります。


今回の新アニメでは、キャラ描写が良かったキャラと悪かったキャラとがはっきり分かれていたと思う。


ナギ・ルリ・千桜・ドリー等は“生きたキャラ”としての良い描写のされ方がされていた。


対して、ルカ・ヒナギク等は正直言って生きたキャラ描写が全くなされていなかったと思う。



まずヒナギクに関して。


ヒナギクは3話目でメイン回があったけど、キャラとしてのまともな描写はその1回だけに終わった。


その後に描かれたヒナギクの描写はクイズ大会での雑描写を除くと、戦闘要員として描かれたぐらいしかない。


ヒナギクとハヤテ達メインメンバーとの絡みでは、重要なものや魅力あるものはほとんどなく、ただその場における事務的な会話をしていただけ。


一方、脇役である姉の雪路とは結構な尺を取って絡み描写がされていた。


しかし、正直言ってそれはあまり意味のある描写とは思えなかった。


最終回では、さも大事なシーンかのように雪路とヒナギクの描写が描かれていたけど、正直蛇足としか感じなかったです。


雪路はそれまでにふざけたギャグ描写が随所に混じった描写がされてきたし、最終回のその描写の直前にもシリアスぶち壊しのギャグ風味でいきなり不自然に登場した。(ヒナギクもいきなり不自然に登場した)


で、脱出前のヒナとのわざとらしいツーショットのシーンでは背景にチープすぎる『$』の字が書かれた$袋。


これで良いシーンに感じろというのは無理があります。


姉妹の絆が描きたかったのなら、その良さが感じられるように、その描写に至るまでにもっと丁寧な描写をするべきだと思う。


いや、別に丁寧とまでいかなくてもいいけど、ふざけたギャグ描写やチープ描写を挟みまくって雰囲気ぶち壊しにするのは避けるべきだった。


折角ナギ達の所が良い流れだったのを、上記のような雪路の無価値な挿入が削いでしまったし。



まあ雪路に関してはこれまでの感想で幾度か述べてきたので、今更多くは書きませんけどね。


ちなみにこの雪路というキャラは脇役ですが、ヒナギクというキャラはメインキャラです。


そのメインキャラの一人がキャラとしての生きた描写がほとんど全くされないまま終わってしまったのは残念でした。


3話目を除くと、他は記号的なバトル要員&雪路とのチープな絆描写だけしか描かれなかった。


畑先生としては、ヒナギクを上手くストーリーに生かすやり方が思いつかなかったんでしょうか。


それとも、精一杯生かしたつもりであれだったんでしょうか。


もし後者なら、畑先生のキャラの描き方はハリボテと言わざるを得ません。


具体的に言うなら、キャラを記号的にしか扱えていない。



次に、ルカに関して。


ルカもヒナギク同様、今回のアニメにおいてキャラ描写が残念なキャラでした。


彼女は毎回意味深にオペラ座調に登場して毎回出番がありましたね。


全話見終わった上で改めて見返すと、あれはドリーの心情を表わしていたのだとわかります。


ルカの演劇はドリーの伏線であり、そしてドリーというキャラの心情をルカが表わすことで、後に登場するドリーの掘り下げにも役立ちました。


そうした面での役立ちに関してはある程度良かったと思います。



しかし。



ルカというキャラ自身の掘り下げは全く成されませんでした。


彼女は何故か他のハヤテキャラとは誰とも絡まなかった。


私は、途中のどこかの回で誰か他のキャラと絡む描写がくるんだろうと思っていたのですが、結局最後までそのままで終わってしまいましたね。


正直、唖然としました。


これではルカというキャラクターは単なるアイドルという記号キャラではないですか。


オペラ劇での描写以外では、テレビ出演で指輪をナギ父に見せてナギ父を呼び寄せるという役割を描かれてはいましたけど、正直それも記号的ですよね。


ルカというキャラがどういうキャラなのかが描かれない状態で、そういう事務的な描写だけされても、キャラに全く味を感じないです。


その後も結局終盤に歌を歌ってる描写しか描かれず、非常に悲しかった。



今回のアニメで、畑先生はルカというキャラをアイドルという記号としてしか見てないんじゃないかと、私は疑念を抱いてしまった。


単にアイドルキャラを描きたくて、それだけのために創り出したキャラなんじゃないだろうな、と。


劇場版においても、ルカはただOPの歌を歌ってるだけでしたよね。


あの時はまだ単に尺が短かったからああいう描写しかしなかったのかな、と思っていたんですけど……。


でも今回は十分に尺があったにもかかわらず、こういう描写しかされなかったんで、私は落胆しました。


畑先生は、ルカをちゃんと生きたキャラとして考えているものだと思っていたのに。


いや、正直なところ畑先生的にはどうなんでしょうね。


ルカを記号的にしか見てないからああいうアイドル記号的な描写になったのか、それともちゃんと生きたキャラとして描いたつもりでああいう描写になったのか。


前者ならもちろん失望しますし、後者なら畑先生の漫画家としての力量に失望せざるを得ません。


そういう浅い記号的な描写が生きたキャラ描写だという認識でいるなら、畑先生の描くハヤテのごとくを愛することはもう出来ないでしょうね、私は。




……ここで少し、原作関連の話をしましょうか。


ルカというキャラに関しての話です。


このルカというキャラは、実はハヤテの原作厨からはかなり嫌われているキャラなんです。


もう結構前の事ですが、私が某サイトの掲示板を見ているとそのルカに対する批判的なレスが非常に多くされていました。


一時的な物ではなく、長い期間に渡ってずっと。



―何故、ルカはこんなに叩かれているのか?



その時の私には理解できませんでした。


まあ1キャラに粘着アンチが付くのはよくあることですよ。


ある程度出番の多いキャラならね。


ただ、それを考慮してもルカはちょっと叩かれる度合いが異常だった。


どうしてこんなに嫌われるのだろう?


私はかねてから疑問に思っていたんです。



でも、よくよく考えて見ると淡くですがその理由がわかる気がしました。


その時ははっきりと確信が持てるほどのものではありませんでしたから、私はその時はまだ明確にその理由を認識できてはいませんでしたけど。



そしてその後しばらく時が過ぎ、いくつか原作を読んでいるうちにそのルカが叩かれる理由が徐々にはっきりとわかってきた。


で、今回の新アニメを全て見終わって、その原因を確信。


畑先生は生きたキャラクターが描けていないんだ、と。


別に全てのキャラがそうだというのではありません。


ですが、いくつかのメインキャラにおいて“記号的な描かれ方”をしている残念なキャラがいるんですよね……。




まあ、長くなってきたので今回はここで一度切ります。


まだこのキャラ描写に関しては書きたいことがあるので、次回の投稿に続きます。


その他の項目に関してはまたその後の投稿にて。

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