03/31の日記

22:52
総括3
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総括の続きです。


今回は、新アニメ(3期)でキャラ描写以外で残念だったことを少し書こうと思います。


今回書きたいのは、キャラの男女比について。


今回の3期では、男のキャラが主人公のハヤテ以外ほとんどいなかったことが残念でした。


男女のバランスが偏ってて、見ていて正直あんまり気分いいものじゃなかった。


主人公のハヤテを除くと、3期には男のキャラがほとんど出てこなかったから。


せいぜいワタルがちょっと出たぐらいかな。


まあそれも作画が簡素でかなり適当感が強かったから、まともに描写された男キャラってハヤテ以外では薫先生とナギ父ぐらいしかいない。


でもナギ父はほとんどハヤテの容姿での登場だったし、見た目は実質ハヤテだったし。



なんだか近年の畑先生は男のキャラを書くのを嫌ってるみたいなんだよね……。

ハヤテ以外の男キャラがめっきり描かれなくなったし。

せいぜい幽霊神父ぐらいかな、先生が描く男キャラって。

でも昔はそんな事はなくて、ちゃんと男キャラも描けていた。

昔は氷室とか野々原とかクラウスとかちゃんと描いてたでしょ。

あと、『ハヤテのごとくの前』に収録されてる初期の漫画でも、先生は結構男キャラを描いています。

なのに、近年はめっきり男キャラは描かれなくなり、畑先生は女キャラしか描きたがらなくなってしまった。

畑先生の思考がギャルゲ病にでも染まっているのか知りませんが、ギャルゲ色が強くなってしまっている近年のハヤテは残念でなりません。


3期の11話目冒頭の集合シーンなんかは見ていて悲しくなったんですよね。ハヤテのために多くのキャラが集まったが、そのキャラたちが全員女キャラなのが。
比率が極端で、あのシーンは正直見ていて気持ち悪くなってしまいました。あの中に2、3人ぐらい男キャラがいたら調度良いバランスで良かったのになあと思います。
でも近年の畑先生は男キャラの存在を嫌うので、不自然なくらい男キャラが描かれない。原作でたまに男キャラが描かれても、明らかな女顔の容姿でしか描かれませんからね。

ちなみに、原作を焼き直して放送された3期の5話目Bパートの話は原作では氷室が登場していますが、アニメではルリに挿げ替えられていました。
別に氷室をわざわざ“抹消”しなくてもルリを追加して描けばいいだけなのに、挿げ替えたという事はやはりそういう事なんでしょうね。
畑先生の、近年になって顕著なこの男キャラ嫌悪の傾向も、ハヤテの劣化した要素の一つだと残念に思う。



ここで、ちょっと今度始まるアニメ4期の話をします。


4月から放送が決まっている4期目ですが、1話ごとにヒロインとハヤテのCP話を描く形態らしいですね。正直、何だかなあっていう感じです。

数話程度なら別によいと思うんだけど、1クール全部をその形態でやるっていうのは、ちょっと何かね……。
ハヤテって、本来はそんなあからさまなギャルゲの形態を取ってる作品じゃないからさ……。

まあ確かにハヤテはギャルゲ的な要素も含んでいますよ?
ですが、1クール全てをそういう話でやるっていうのは、何かおかしくないか?と思うわけです。

悪い意味で『神のみぞ知るセカイ』の影響を受けてしまったのかな……と、残念でなりません。

上で述べたように、近年の畑先生はギャルゲ的な趣向を強めているらしく、今回の4期の内訳を見てもそれが見て取れます。
昨年放送された3期目においても男キャラはほとんど出てこず、で今回の1クール全てがハヤテとヒロインの個別回で占められるギャルゲ的要素を強めた4期。


正直、自分としてはこれは嬉しくありません。


1期の頃は、秀逸なコメディが効いた明るいハートフル執事コメディっていう作風が好きで、そこに青春的なラブの要素も含んだ作品という特色が好きでした。それが私にとってのハヤテでした。

でも2期以降コメディの要素は廃れていき、ラブの要素のウェイトが増えていった。
で、その後、畑先生はギャルゲ的な趣向を強め、近年は男キャラは全く描かれなくなり、登場キャラのほとんどが女キャラという状態になっている。

昨年放送されたアニメ3期でもその傾向がより顕著になっていた(まあ3期はどちらかといえばストーリー重視で内容は別にギャルゲ的ではなかったからまだいいけど)。


で、今回発表された4期。


名称がcuties(キューティーズ)というのを見て、あんまりよい気分がしませんでした。

4期の話の内訳を見ると、近年の畑先生の趣向の“堕落”をそのまま反映させたような形態だったので、ちょっと悲しくなりましたね。

別に、ヒロインとの個別回があってもいいんですよ?
でも、それを丸々1クール全話使ってやるのはハヤテという作品から外れすぎていると思う。

神のみぞ知るセカイの作者と交友があるからって、それに影響されすぎた感が否めません。


ハヤテは神のみぞ知るセカイじゃない。


作品の本質を見失って、ハヤテの良い部分を廃らせないでほしい。

これでは、作品の最も肝だったホラーが完全に廃れてただの萌えアニメと化した『ひぐらしのなく頃に』と同じようになってしまうと思う。

ハヤテにはそういうふうになってほしくない。


畑先生には、今一度本来のハヤテの良さというものを思い出してほしいです。




……とまあ、何かまた長文で長々と講釈を垂れてしまいました。


ちょっと個人の主観が強すぎて、私は勝手を言いすぎかもしれませんね。


まあ4期は個人的に気に入らない形態ではありますが、でもハヤテの良さももちろんちゃんと見せてくれるだろうと思うんで、批判した手前ですがやはり期待して見たいと思います。


キャラの描写とか、楽しみな点も結構あるんでね。


ルカやアーたんとかカユラとかがどんなふうに描かれるのか、興味がありますし。



では、長くなりましたが今回はこれにて。


次回の更新も数日中には出来るかと思います。


長文読んでくださりありがとうございました。

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