04/18の日記
23:06
4期2話目感想
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今回は1話目に比べて面白かったです。
スタッフがかなり良い仕事をしたと思う。
最初の早起きの話はつまらなかったけど、それ以外の話は意外に良かったです。
名言の話なんて原作を読んだ時は全然面白くなかったのに、今回アニメで見たら面白かったのでびっくり。
で、気になって原作を読み返してみたら、やっぱり結構オリジナルが入っててスタッフが色々手を加えていたんですね。
どおりで意外に面白く感じたわけだ。
名言アイデアをヒナギクと歩が言うオリジナルのとこが特に良かったかな。
ヒナギクがああやってちゃんとコメディ面で活き活きしてたのはほんとにかなり久しぶり。
1期以来じゃないかな。
2期以降のヒナギクはラブ・萌え面ばかり強調されて描かれて、コメディ面で魅力を感じたことはほとんどなかったから。
それが今回のオリジナルで1期以来の魅力を見せてくれましたね。
同じく歩も良かったです。
何か卑猥なワードが聞こえた気がしたけど、面白かったんで良かったw
歩のああいうコメディ面の良さも1期の頃の味を思い起こさせてくれて嬉しかった。
ヒナギク→歩→千桜のメドレーはとても良かったです。
ちなみに千桜のとこはセリフは原作とほぼ同じなんだけど、原作より良かったと思う。
千桜のセリフを受けてのハヤテの「ダメな奴は何をやってもダメと」のところは原作では抑揚なく平坦に言ってる描写だから、原作を読んだ時は何も面白いとは感じなかった。
でもアニメだとスタッフが上手く描写して、活かしたセリフ決めになってた。
あと、千桜が携帯でハヤテと話してるシーンは、背景が良かったです。
原作ではただその場で立ったまま低調に工夫なく数コマで済まされてた箇所を、ああやって良い演出で昇華したのはとても良かった。
今回の2話目はスタッフ陣が原作を“上手く調理”した良回でしたね。
前回の日記で書いたような、原作に上手くオリジナルを加えてなおかつ面白く昇華させるというとても良い仕事をしていたと思う。
2期の時のJ.C.スタッフはその辺が全然出来てなかったから、今回の4期2話目はマングローブスタッフがとても良くやったと言っていいでしょう。
以下に、今回の回で原作よりも良かったと感じた箇所を少し書きます。
名言の話は、伊澄とハヤテが話してるシーンは原作ではそれほど印象に残らない凡なところだったんだけど、アニメだと何故か良かったです。
絵がある程度まともになってたからかな。
4期は3期に比べて絵が劣化してると初回の感想で書きましたが、今回の2話目は要所要所では良かったと思う。
3期の絵とは特色がちょっと異なる絵ですけどね。
ヒナギク→歩→千桜のとこなんかも絵が良かった。
でも、最初のナギが早起きする話は何か明らかに作画が力が入っていない描かれ方でしたけど。
まあナギが早起きする話は原作からして全く面白味がなくて、ただナギが“可愛い”だけの話ですからね。
しかも今回の早起きの話はアニメでもオリジナルがほとんどなくてただ原作をなぞってただけだったんで、今回の話の中でも一番つまらなかったです。
でもそれより後の話はオリジナルや演出・描写でスタッフが色々上手くやってくれてたので、原作よりも面白かった。
ナギがビデオ屋でR18のを借りようとする話では、ワタルの描写が良かったですね。
原作だとワタルはあんまり描写されてないんだけど、アニメでは描写・セリフが多く、ナギとのやり取りも結構描かれてました。
今現在の畑先生の趣向では有り得ないワタルの描かれ方でした。
今回スタッフが上手く描写してくれて嬉しい。
ナギとワタルのやり取りのシーンは、何か微笑ましくなりました。
ああ、1期の時もこういう感じのやり取りがあったな……って久しぶりに感慨に浸りましたよ。
他にも、ヴァタリアンの解説のところをワタルにやらせてたのが良かったですね。
原作ではナレーションの淡白な解説で全然味がないシーンなのに、アニメだとワタルの解説&それと共にナギのリアクションで、魅力あるシーンになっていた。
あと、その辺りでワタルとサキが絡んでましたけど、それも良かったです。
それも1期に近しい雰囲気に感じて嬉しかった。
3期で描かれたワタル・サキの描写と比べると雲泥の差だったと思う。
もちろん良かったのは格段に今回の方。
今回のスタッフが色々上手くやった描写は、1期の良さに通じる所があります。
1期はただオリジナルをやってただけじゃなくて、原作の描写をアニメでより上手く魅力的な描写に昇華していた所も多々ありますからね。
それが1期の素晴らしいところです。
一方、2期ではただ原作をなぞるばかりで、面白く昇華していた箇所が全然なかった。
今回の4期2話目は、2期スタッフが至らなかった所をちゃんとクリアしていたので、評価したいですね。
あと、3期と違って畑先生が全権を握っていないことが、今回の良描写を生んでくれたんだとも思う。
ワタルの描写なんかがその典型例でした。
もし畑先生が実権を握っていたら、3期4話目のような生気のない人形みたいな描写になっていたでしょう。
近年の畑先生は男キャラはまともに描写しませんからね。
さて、4期も3期と同じく2話目が当たり回になってくれました。
初回を見た時点ではコメディ面では全く期待できないなと思ったんですけど、2話目を見て期待が持てそうに感じてきましたね。
スタッフが色々手を加えて補正してくれるのなら、今回の2話目のように原作よりも相当見れるレベルに昇華されているだろうし。
ちなみに次回はアーたん回ですが、正直原作のちびアーたん回ってつまらん回だらけなんですよ。(※誤解のないように追記しておきますが、ここで言っているちびアーたん回とは過去編の事ではなく同人編以降の事です。過去編のアーたん話は面白かったですよ)
でも予告を見る限り、アーたんがアルマゲドンに乗ってたりして原作から色々手を加えてそうなんで、少しは期待が持てそうです。
ま、過度な期待をするとまた叩き落されるので適度な期待にとどめつつ、3話目を楽しみにしてようと思います。
では今回はこれにて。
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