短
□X'mas Night
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宝石。
それはキラキラと輝く、とても美しい石のこと。
誰もが欲しがる、綺麗で珍しいもの…。
僕にとってのそれは、きっと間違いなくたった一人の君でしかなくて。
どんなに鮮やかな色で煌めく石があったとしても、君の放つ輝きに勝るものなんて…絶対にこの世に無い。
価値なんて到底付けられない、「生きる宝石」。
でも…だからこそ僕は悲しくもある。
君は当たり前の如く人間で、モノじゃない。
誰のモノでもない。
誰のモノにも出来ない。
君は君のモノ。
どうあっても「僕だけの宝石」にはならない…。
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