短
□Clapping Novels
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[Short Novel]
ある昼下がりのこと。部屋にはキラがパソコンのキーボードを叩く音と、ラクスが紅茶を入れる音が響いている。
「ねぇ....ラクス。何か聞こえない?」
キラは手を止めてラクスに尋ねる。
「何がですの?」
「なんだろう.....遠くの方でパチパチパチって....そんな音が聞こえない?」
「いえ.....わたくしには何も.......」
「おかしいなぁ...確かに聞こえるんだけど...」
「きっと疲れていらっしゃるんですわ...。お休みになられてはいかがですか?」
キラの傍に紅茶を差し出しながら微笑むラクス。
「うん...。そうしようかな」
そう言った途端にキラはラクスの腕を引っ張り、甘いキスをする。
「....キ...ラ...!?」
ラクスの頬がみるみるうちに紅潮していく。
「僕の疲労回復法だよ」
にっこりと微笑むキラ。そしてもう一度ラクスの顔を引き寄せ、今度は深い口付けをする。
「....っ...ん....!...ふ.....キ....ラッ.....あっ...」
「僕の疲れがとれるまでやめないから、覚悟してね♪」
キラの「疲労回復法」が終わった頃には、紅茶は冷めてしまっていましたとさ☆★
おしまい♪(こんなんでいぃの!?)