愛
□*Precious Love Story*
1ページ/22ページ
「お姫様」......。
それはきっと、女の子なら誰だって一度は憧れるもの。
だけど、わたくしは違う。
贅沢だと言われるかも知れないけれど.....
わたくしは、自分が「姫」であることに固執なんて何も無かった。
だって、わたくしは.....
「お姫様」を名乗る権利など、初めから持ち合わせていないのだから......
本当の心なんて、誰にも言えなかった。
.......誰にも見せられなかった。
どんなに痛くても、苦しくても、叫ぶことなど許されなかった。
本当は、生きている事すら罪なのだから........
→