□*Precious Love Story*
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あれは───…




僕達が幼くして出逢った日のこと











『あなたがキラ・ヤマト君ですか……?』




『は…はいっ…!』




『ふふっ…そんなに畏まらないで下さい。…これから宜しくお願いしますわ、キラ』




『…っはい…!』










天使のような人だと思った




最初の頃、アスランは双子だと見分けが付かなくて困るって言ってたけど……




僕には"彼女"がより一層輝いて見えて……
間違えることなんか一度も無かった














忘れられない夜がある




僕の心の奥に潜んでいた暗闇が、消え去った夜









『キラ…!どうなさいましたの…!?』




母さんに置いていかれた日の夢を見て、夜中に泣いていた僕




『…っなんでもありません…っ!ごめんなさい……っ』




涙を見られたくなかった僕は、彼女から顔を背けた








次の瞬間、温かい感触が僕の冷え切った身体を包んだ





『大丈夫ですわ…キラ。これからはわたくしがずっと一緒におります…』








あの夜、彼女を一生守り続けていこうと……誓ったんだ






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