迷
□TOXIC
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中毒.........
あの二人にはこの2文字がぴったり当て嵌まる。しかも、かなり重度なものだ.....。
そんな事を考えているのは俺だけだろうか?
.....と思って、フラガ大尉(自称)に話してみたことがことの始まりで。
なぜか俺を含めて7人のアークエンジェルクルーが食堂に集められた。
話し合いの議題は「キラ・ヤマトとラクス・クラインの恋愛中毒による迷惑行為の数々について」(無駄に長い)...。
なぜか皆がテーブルに肘をつき、顔の前で手を組む姿勢をとっている。かなり深刻な雰囲気だ。
「みんな...。貴重な休憩時間を台なしにして本当に悪いけど...どうしても話し合っておくべきだと思ったの。この機会に溜まってるものは全部吐き出してちょうだい」
場を仕切るのはやはりラミアス艦長。
「今更と思うかも知れんがなぁ...。一度はこういう場を持つのもアリだと思ってな」
続いて口を割るフラガ大尉。
「まぁ....だいぶ慣れてはきたんですけどね〜。ただ、やっぱりまだ色々言いたいことはありますよぉ〜」
「私も...正直ラクス様とフリーダムのパイロットのキラ様があんな風だとは思ってませんでした...」
ミリアリアとメイリンがうなだれて言う。