@人の歩き方と馬の歩き方は腰の動きが一致する。歩行を伝えるには、歩行を分解して説明しなければならない。腰の動きが、左右・前後・上下、そして馬は一歩踏み出す。バランスが移行していて歩行していることを伝える。よって、歩行が出来ない人が馬にまたがることで、歩くのと同じ刺激が得られる。

A言葉の指導により、動かした動きは一定のみに陥りやすいが、馬に乗っての動きは身体の方が、自然に適応した動きを導きやすい。

B脳性麻痺(肢体不自由含む)の人は、自力で動かそうとすると緊張を強めるが、馬の力を借りて歩行の動きをすることで緊張をほぐすことができる。

C呼吸を整える。例えば、理学療法は身体のマヒしている箇所の部分的なリハビリであるとするならば、乗馬療法はリラックスして呼吸を整え、体内の深いところから全身へと行なうリハビリである。

D自分より大きな動物を介在することで、互いに歩み寄る経験を学ぶ。

E車椅子でいつも介護される人が、馬を利用することで、介護する人との目の高さが逆転することの効用がある。

Fリハビリに馬を利用することで、自分で自分を閉じ込めてしまう心(‥恐怖心・人生への絶望感etc‥)を乗り越え、馬に乗るか乗らないかを自ら判断するところから、既にセラピーは始まっている。

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