短編集

□大好きという気持ち
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沖田…オレはお前が大好きだ。
お前はオレのことをどう思っている?
嫌いか?それとも好きか?
それが知りたいのに…オレはまだ告白も出来ていない。
今日こそ告白すると決めたんだ!




大好きという気持ち

「沖田ー、いるか?」

オレは朝一番で沖田の部屋を尋ねていた。
何故、朝一番なのかというと早く告白したいから。
それだけの理由でここにいる。
……返事がない。
もしかして庭にいるのか?
そう思って庭に行ってみたら、やはりいた。
沖田だ、今日も朝から鍛練をやっていた。
かっこいいな……って見とれてる場合じゃない、早く声をかけないと!

「チナミ。朝早くにそんなところで何をしてるんですか?」
「いや…その…お前に用があってきた」
「僕に…ですか?」
「その…オレはお前のことが大好きだ!」
「はい、ありがとうございます」

オレがそう言うとすぐに答える沖田。
勘違いしてるだろ。

「そういう意味じゃなくて…恋人としての大好きだ!////」
「そうなんですか?」
「それで…お前はオレのことどう思っている?」
「はい、大好きですよ////」
「ホントか、沖田!」
「はい、本当です」
「よかった……」
「どうしてですか?」
「フラれると思ってたからさ…なんか安心して……」
「チナミをフる理由がないですし…僕も大好きですから……」
「沖田…これからもずっとオレのそばにいてくれ…」
「はい、ずっとチナミのそばにいますよ」




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