物語〜2〜
□蘇る悪夢
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桜「……リー姉はやっぱり、いい人だったんだね!」
輝「鈴光さん、あたし達を裏切ってなんかいなかったんだ…!」
紅「――――どっちにしろ、
ケジメはつけさせてもらいますけどね。」
ネ「だが、それももう遅い………。」
「「「「!」」」」
流れていた喜びの色が、
その言葉により、警戒の色に変わっていく。
ネ「もはや必要なものはすべて揃った――――!
私の開発したウィルス、”ネオムス”!
【古代の格納庫】から押収した”竜機兵の設計図”!
そして、代々カルレリア家に伝えられる”終焉の書”!!」
ネオは先程とは違う、
どこか恍惚とした表情で夢見るように言う。
ガコンッ!
『!!?』
一瞬、床に振動が伝わり
自分たちとは反対側の巨大な扉がゆっくりと開いていく。
ネ「見たまえ!
これぞ古代文明の残した究極の生物兵器、”竜機兵”だ!!」
何メートルもある翼をたたみ、蹲る胎児のような竜機兵の前で
ネオ博士は声高にそう宣言した。
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