物語〜2〜
□対人ハンター
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冥「――――でも正直言うと、あたしも疲れたわ。
最上階に行く前に一回休憩を挟んだ方がいいと思うけど。」
鈴「情けないですねぃ。
仮にもハンターと言うのなら、ここは休憩挟まずともいいでしょぅ。」
「あんだけ大見得きっといて――――………。」
と鈴光が渋い顔をする。
狭「休憩をバカにしちゃなんねえぜ。
俺たちは人間だしな。
何事も詰め込んでやってたら、ここぞというときに絶対に疲れはくる。
そうならねえように、事前に体力を満タンにしとくべきだ。
実際のクエストん時でも、大型モンスターとぶち当たる前に休憩してるしな。」
鈴「…………一理ありますねぃ。
じゃあ丁度その奥の部屋が空いてるはずだから、そこで一時休憩しますかねぃ。」
煉「やったで!!」
それを聞いた煉弐が、一気に元気を取り戻す。
樺「――――そういえば、鷹矢と狭間も煉弐と行動してたんだよな?
疲れてないのか?」
鷹「―――――………大丈夫だ、問題無い。」
狭「どっかで聞いたセリフだなオイ。
疲れてるっちゃあ疲れてるさ。アイツほど表面に出てないだけだ。」
冥「……やせ我慢?」
樺「オイ!!」
それはここで言ったらダメでしょ!
しかし、気にしてないように狭間は笑った。
狭「ハハッ!そうかもな。」
鈴「そこで漫才してる約4名、置いてきますよぃ。」
樺「あ、ゴメン。」
そして鈴光は、部屋の扉を開けた。
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