泣く子もだまる親衛隊

□泣く子もわらう
1ページ/5ページ

何でこんな学校に入ったんだろうと、ずっと後悔してた。

まわりは男ばかりで暑苦しいし、おまけに男が男にあこがれて親衛隊まで作ってるなんて、本当に現実だか疑いたくなる。

でも、悲しいかなこれは現実なのだ。
毎日毎日、黄色い声や熱っぽい眼差しを浴びていると、人間というのは慣れてくる。むしろ、そっちが日常な気がしてしまう。
おれもそのうちの一人だ。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ