非日常 Dream
□【君と僕との3秒ルール】
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「はぁっはぁっ・・・ど、どうしたの?滝口君」
「・・・・・・」
「・・・?滝口君?」
僕が問いかけても滝口君は黙っている。こんな事、初めてだ・・・。
僕が何かしたんだろうか?
色々な不安にかられていると繋いでた手はそのまま、次は早歩きで路地裏へと入って行った。
「ちょっ、何処行くのっ滝口君っ!!・・・いたっ!・・・んんっ!」
奥まで引っ張られたかと思うと、滝口君は僕を壁に押し付けて力任せにキスをしてきた。
「んっ・・・滝ぐっ!はっ・・・ん」
「はぁっ・・・んっ」
何時もより長い。そして、激しい。
いくら帝人が押しのけようとしても、グッっと余計に繋がりが深くなるだけ。
帝人はもう自力じゃ立てないほどにまでなっていた。
壁を伝ってズルズルと帝人の体は落ちていく。
そこでやっと滝口は帝人から離れる。
お互いの息は荒い。
「はぁ・・・はぁっ・・・。ホントに、どうしたの?滝口君」
「・・・竜々峰、俺の事好きか?」
「・・・・・・は!?」
滝口の突発的な質問に帝人は無駄に大声をあげてしまった。
「な、何言ってるの!?滝口君っ///」
「俺は・・・好きだよ」
「えっ・・・」
「俺は好きだよ!」
突然の告白に頭がついていかない。
どうしてこういう話に?
「さっき一緒にいたのは平和島静雄だろ?」