非日常 Dream

□【君と僕との3秒ルール】
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いつもの日常。




いつもの学校。







そして、




「竜々峰、はよー」

「あ、滝口君。おはよう」

「・・・よし」

「っ!」



「んっ・・・」





3秒だけの、キス。



始まったのは何時からだっただろう?
朝会うたびのこのキスは・・・。
別に嫌な訳じゃないけど、何というか・・・・・・腑に落ちない。

けど、



「んんっ・・・ふっ」

「ん・・・」

「ぷはっ・・・はぁはぁっ・・・///」

「ん。じゃあなっ」

「ぇ、ちょっ・・・!・・・はぁ///」



とろけてしまいそうに甘い・・・。



滝口君はキスの時、すごく欲情した顔になる。本人には言ってないけど、実は僕はそんな滝口君の顔が好きだったりする。
でも、キスが終わるとすぐにいつもの表情に戻ってしまう。
滝口君はどう思って僕にキスをしているんだろう・・・。


僕は・・・好きだよ。




「・・・かど、帝人っ!!」

「っ!!!ま、正臣っ」


顔を上げるとそこには不思議そうに僕を見ている正臣の顔があった。


「どうしたー?こんなとこでぼーっとして」

「えっ、あ、何でもないよっ!」

「そーか?・・・ま!何でもないならいーけどな」

「あはは・・・」


・・・いっそ、正臣に相談・・・?
いやいやいやいや。それはやめよう。逆に混乱しそうだ、うん。

本人に聞・・・・・・くのもやめとこう。
返答しだいで一生分の後悔を使い果たしそう・・・。
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