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□Rain
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亮ちゃんの唇と僕の唇が重なり合う
欲望のままに
やっと唇が離れると荒い息が漏れる
「あ、亮ちゃん外見てみい!」
「…虹…」
外を見ればすっかり雨はあがっていて
綺麗な虹が出ていた
「…俺、雨好きになれるかもしれへんなぁ…」
「おん」
「こんなに…綺麗な虹見れるんやから…それも、たっちょんと見れるやから」
「……おん」
僕は短く返事を返すと俯いて視線をそらした
顔が熱い
「あるで…もう一個雨好きな理由…」
「なんやの?」
「僕が初めて亮ちゃんの事見たん…雨の日やった」
「おん…」
「傘もささずにビショビショで…おまけに泣いてた」
「………///」
「水も滴るイイ男って言うやろ?もしかしたら僕、亮ちゃんに一目惚れしてたのかもしれへんわ…///」
「そか…//」
亮ちゃんは又僕にキスをした
「雨もやんだし、どっか行こか?」
「おん。行こ行こv」
雨が降っていても
貴方といれば
僕の心はずっと
晴々しとんで
END
⇒後書き