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□罪と蜜
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「しゅ…せ、くんっ、んぁ…」

「どうかした?夕月。」

「んああ、はぁんっ、」

もう片方をかするように触れるだけで甘い声を出す夕月に、少しだけ焦らすと懇願するように見つめられる。

「こっちも触ってほしい?」

顔を真っ赤に染めて小さくコクりと頷くのを見て、仕方ないなと両方一緒に指と舌で愛撫する。

「やぁ、ん…ぁぁ、」

そうしていると、愁生の指が下へスルスルと下りていき夕月の蕾へとたどり着き、そのまま徐々に慣らしていく。

「っ……!」

指を2本、3本と増やしていき十分に慣らしたあと、夕月の白い脚を胸につくぐらいまで折り曲げ、取り出した自身を秘部に宛がいそのまま押し進める。

「ひぁっ…んっは、んん、」

だが、夕月の中に自身を押し進めるのを途中で止め、ズルリとそれを引き抜いた。

「んぁ…えっ、しゅうせ、くん……?」

途中で止められて戸惑う夕月に少しだけ虐めたい気持ちが愁生の中で芽生える。

「夕月、下さいって言ってみな。言わないと続きしてあげない。それとあと、俺以外の男と親しくしないって誓って? さっきみたいにすぐには与えてあげない」

「えっ…、そんな…」

言うのが恥ずかしいのか、顔を赤く染め横にそらす。

「へぇ、続き‥しなくていいのか」

「やっ、‥でも……」

「じゃあ言って?」

観念したのか夕月は小さく震える声で懇願する。

「く、ださい…」

「聞こえないな、もっとはっきり言って?」

「ぁぁんっ‥」

夕月の入口の周りを円を描くようになぞる。

「っん‥しゅ、せいくんの下さい……もう他の人とは仲良くっ…しませんっ、からっ…」

涙ながらに言い終えた夕月を見て、自然と口角が上がる。

「夕月はかわいいね」

「やぁ、ぁあッ、あっあっ、」

今度は一気にヒクつく夕月の場所に熱く硬いものを押し進める。
いきなりのことに上手く息が継げない様子の夕月の中に全てを収めた愁生は、繋がり合った体を揺すり始めた。

「ん…ぁ、あ……っ、あっ」

「夕月…気持ちいい?」

緩やかな振動が快感の波を生み、その動きは徐々に大きくなり、生々しい熱を抜き差しされると内壁が酷く擦れた。

「あ…っ、あ…いい、です‥ん、あっ」

生理的な涙が夕月の瞳から溢れているが、夕月の両手は縛られているため自分で拭うことができないと思い、その涙に口づけ止めてやる。
そしてそのまま強く突き上げると触れられないまま張り詰めた夕月自身から白濁がほとばしり、愁生も熱いものを夕月の中へと放った。


***

すぅすぅと規則正しい寝息をたてソファーで眠る夕月の服を正し、汗で張り付いた髪を払ってやると閉じられていた睫毛がフルリと震え、愛しい人が目を覚ます。

「ぁ……愁生くん…」

「夕月、平気?ちょっと無理させたね」

「え…はい、大丈夫です。あの、そういえば愁生くん僕に何か用があったんじゃ…」

「あっ、そうだった。今日はちょっと一緒に帰れないって言おうと思ったんだ。でもやっぱり一緒に帰ろうか」

「いいんですか、嬉しいです」

喜ぶ夕月を見ると、風紀委員の仕事のことなんてどうでもよくなった。


まぁ…いいよね?




End



‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐愁生×夕月でした。
short『風紀委員の特権』の続きのご要望がありましたので、書かせて頂きました☆
愁夕楽しかったです^^

ここまで読んで下さってありがとうございました★
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