いちごぱふぇ
□人生の大半は妄想と想像が占めている
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窓際の奥から2番目の位置。
沖田は一人でそこに座っていた。
制服ではなく袴姿から今日は非番だということが分かる。
まぁ……沖田はどうか分からないが。
「ホントに沖田くんだ」
「けっ。何しに来たアルカ」
「そりゃぁご飯食べに来たんじゃないですか?」
「いや……誰かさんに会いに来たんだろ?」
「「「誰かさん?」」」
新八、神楽、名無はトランシーバー越しに声を合わせる。
新八や神楽はともかく、名無は何も分かっていないらしい。
鈍感な神経の名無に銀時は溜息をついた。
「まぁ、お客さんは沖田さんだけじゃないですし、皆さんお仕事続けてくださいね」
名無の言葉に頷く三人。
沖田のことが気になるところだが、忙しいお昼の時間帯だ。
四人はまたそれぞれの仕事に戻った。