銀魂小説

□曇天の空の下
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銀時っ…………!
銀時!







「?」








空を覆うのは、分厚い雲。
鉛色の空は先程より色を増し、
雨が頬を濡らす。







「…………誰か……いないのか……?」







辺りは血の海。
天人や仲間の死体が転がり、
刀や弓矢はその死体を貫いている。








「おい………起きろ………」








仲間の身体を揺する。
しかし、既に冷たくなっていて
呼び掛けに反応することはなかった。









ザァァァ―――――










雨がより一層強くなり、
銀色の髪はその空を映し出している。






 
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