黒蝶の姫

□プロローグ
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屍が横たわる。
敵なのか、仲間なのかも分からない。





刀が胸や腰、腹部、頭を貫いている。





私が殺したのはどの敵?
私が守れなかったのはどの仲間?




ワカラナイ。
でも…それは私の隣にいる侍も一緒らしい。




曇天の空を見上げ、
頬や手、刀を血に染めている。





銀色の髪の男は空を見上げながら
今にも泣き出してしまいそうな表情で













 
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