銀魂小説
□神楽ちゃんはうちの子
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「銀ちゃんありがと」
その笑顔一つで、なんでも許せてしまう俺は……もうすっかり親バカだ。
「家の電話番号はここに入ってるから。何かあったら電話しなさい」
そう言う俺に、神楽は素直に頷く。
「じゃぁそろそろ行くネ!」
神楽はそう言って居間を出る。
「あんまり遅くなるなよ」
「分かってるネ!いってきますヨー」
携帯を大事そうに握り締め、万屋から出て行った神楽。
「……………はぁ」
それにしても沖田君め………。
うちの娘に手ぇ出そうなんていい度胸じゃねぇーの。
今度会ったらきちんと言っとかねぇと。
ソファにごろんと寝転ぶと急な眠気が襲ってくる。
気付かないうちに、俺の意識は夢の中へと向かっていった。