いちごぱふぇ

□いい女はダメな男に騙されて大人になる
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「くそー……ここまで仕事ないとさすがに堪えるよなぁ……」




1番最後の仕事は約一週間前。

しかもババァに雇われた仕事だったから金は全部家賃に回されてしまった。

今月の家賃の心配はなくなったが、この調子だと俺達が飢えて死ぬのは時間の問題だ。



神楽は特に…………。



チラッと神楽を見る。
酢こんぶをかじっている姿さえ痛々しい。






ごめんね。
銀さんが悪かった。







「仕事は自分たちで見つけないとないみたいですね」







新八はそう言いながら物凄いスピードで雑誌のページをめくっていく。








「あ、銀さん。ここなんてどうです?お寿司屋さんのアルバイト募集って書いてありますよ?」






新八………お前気は確かか?






「寿司屋はこりごりだ。長谷川さんを忘れたか?かっぱ巻きしか出来ねぇぞ」




そう言うと新八は苦笑いを浮かべ、ハァっと肩を落とした。




「ホント……どうしよう…」




「と、とにかく。片っ端から電話してみよーぜ」






こうなったのも俺のせいだ。

さすがにコイツらを餓死させるわけにはいかねぇや……。






俺と新八は求人情報雑誌に書いてある電話番号を片っ端からかけていった。






 
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