思いつくままの妄想小説2
□Dr.シャマルに任せたら
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「おーい、野球小僧」
部活が終わり、たまたま保健室の前を通りかかった時いきなり声が掛かった。
「なんすか?」
「やる。参考にしな」
ニヤニヤと意味深な笑いで渡された紙袋。
しかも、見られないようにきっちり封がしてある。
「?ありがとうゴザイマス」
何だか分からないけど、みんなの手前もあり一応受け取った。
参考に?
何の?
頭に浮かぶのはクエスチョンマークばかり。
「武ぃ、シャマル先生から何もらったンだ?」
「裏モノだったら回せよな」
「あ?いや、多分違うと・・・」
確かにそーいうのを貰った先輩もいるらしいけど。
でも、こないだ獄寺とのことで相談したばかり。
そんな俺にそんなモノ渡してくるとは思えない。
相手が相手だけに何かヤバイものだったら困るしな・・・
手を伸ばしてくるチームメイトに取られないウチに、鞄の中に突っ込んだ。
「じゃぁなーっ」
「武!ちゃんと次見せろよな!」
「はは、そーゆーのだったらな」
オッサンから=ヤラシイもの、という法則が出来てるらしい。
しつこく言ってくる奴らに笑って誤魔化しながら家へと急いだ。