思いつくままの妄想小説
□ラビューvラビュー!
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ツナ達と付き合うようになってから、驚きの連続で。
今までも普通ではあり得ないことが起こってるから
大概のことには驚かないだろうと思っていたけど。
なんと、獄寺が女の子になったなんて、こんなベタな展開って有り?
おまけに直す方法が、男とエッチする事なんて。
・・・ベタな展開にはお約束なオチって事ですか?
獄寺の前では冷静な振りをしてたけど、正直かなり動揺している。
女の子とシタことは確かに有るけど、"誘われたから"ってだけで俺からシタイって思ったことは無かったから。
本気で欲しいと思ったのは獄寺が初めてだったから。
それともう一つ。
獄寺には「女とか男とか関係ない」なんてカッコつけちゃったけど。
俺は獄寺以外にはノーマルで。他の男となんて、考えたくもない。
獄寺とならシタイって思ったけど。
でも、女の子の獄寺を知ってしまったらどうなるんだろう。
俺、ちゃんと男の獄寺を欲しいって思えるんだろうか。
...女の子のままが良かったなんて、思ったりしないんだろうか。
いろんなことが頭の中で渦を巻くけれども、考えたって仕方がない。
他のヤツになんか、触れさせるわけにはいかないんだから!!
獄寺が獄寺である限りは大丈夫だろう、うん。
着替えを取りに家に戻って。
オヤジに獄寺の家に泊まることを知らせた。
獄寺が嫌だと言い張るのでオヤジには獄寺が女の子になったことは言っていない。
...女の子の家に泊まるなんて、いくらオヤジでも許してくれないだろう。
「何か持ってくか?」
「いや、一緒に夕飯作ることになってんだ。今日はイイよ」
「そうか。まぁ、迷惑にならないようにな」
「わかってるよ。いってきます」
「気を付けてな」
初めて獄寺ん家に泊まるということに、改めて緊張感が襲ってきた。