思いつくままの妄想小説

□トリック・オア・トリート?
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「「ハロウィンパーティ?」」
「そv」

いつものように、十代目のお宅にお邪魔して、宿題を片づけているところに突然やってきて、
妙なことを言い出した跳ね馬に俺と十代目の声が被る。


「ハロウィンって、確か10月31日だよね?もう過ぎてますけど」

もっともな十代目の言葉にディーノが苦笑して続けた。

「まぁ、そうなんだが。実は毎年俺の部下達がパーティを開いててな。
 今年もやるつもりだったんだが急な仕事が入ってどうしても出来なかったんだ」
「で、今更かよ」

「そういうなよ。それでな、ついでだからお前らもどうかと思ってな。ちょうど学校3連休だし。
 確か山本もパスポート持ってたし。ツナ、持ってるだろ?」
「えぇ、一応。リボーンに取らされましたから」
「ちょっと待て!パスポートって、まさか...」
「もちろん俺んちでやるに決まってるだろ?ちゃんとチャーター機もあるから心配すんな」

あっさりとディーノが言い切った。
さすがキャバッローネのボスってとこか。

「もちろん来るよな?」
「俺は構いませんけど、獄寺君は?」
「十代目が行くんでしたらもちろん行きますよ!」
「んじゃ、決定な。山本にはもう話付いてるから」

何時の間に。俺の知らないところでそんな話をしていたかと思うとちょっと面白くない。


・・・後で山本のヤツ、問いただしてやる。


「なぁ、ハロウィンってコトは仮装するのか?」
「当然♪」
「え?衣装とか、今からじゃ間に合わないんじゃ」
「だぁいじょうぶ!」


「仮装する衣装もちゃんと用意してあるからv期待してくれよな」

にっこりと微笑まれた瞬間、ゾクリと肌があわだった。
・・・何か嫌な予感がするのは気のせいだと思いたい。
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