思いつくままの妄想小説2

□スペース・エンジェル
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西暦2×××年。
地球の宇宙開発は、とうとう太陽系を飛び出すことに成功した。
その結果、他の知的生命体と接触する事となる。
彼らから、より高度な技術を教わる事によって、宇宙旅行が当たり前の時代となった。

しかし、それと共に犯罪の方も多様化し、対抗するための組織もまた数多く存在していた。


俺の所属するボンゴレもその1つで。
私設組織でありながら最先端の設備を誇っている。

尤も、争い事の嫌いなボスの性格からか。
どちらかといえば「異星人との相談窓口」的な仕事が多かったりする。

俺としても、物事は穏便に済ませることが出来るならそれに越したことはないのだけれど。




「お疲れさま、山本。交代の時間だよ」

ボスであり、親友でもあるツナがコーヒーを持ってきてくれた。

「おー、サンキューツナ」
「何か変わったことあった?」
「うーん特に無いかな。そう言えば、さっき何かデータ送られてきたみたいだけど」

コンピュータの類はどうも俺に向いてないらしく、下手に弄る事が出来ない。
以前にも大事なデータを消してしまったらしく雲雀に殺されかけた。
・・・一応バックアップされていたモノだったから何とか許されたけど。


「・・・もう1人くらい頭脳系の担当者が欲しいな」

俺と同様、ツナもあまり機械系は得意ではない。
それでも、散々叩き込まれ何とか動かすことが出来るようになったらしい。

溜息を付きながらカタカタとキーボードを叩き、いくつかのデータを拾い出した。
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