思いつくままの妄想小説2

□2人の愛ランド
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4人でいると、どうやら"ディーノと山本""十代目と俺"がカップルに見えるらしい。
そして俺とディーノが兄妹に。

その所為かどうかは分からないが、用意されたのはツインが1つ、ダブルが1つ。

大人のカップルと子供のカップルに見られたのか?
それはそれでなんとなく不本意だ。


そして当然のように、俺と山本がダブルに押し込まれた・・・


「さって♪獄寺?」

嬉しそうに近づいてくる山本。
しかし時間が経ち、冷静さが戻ってしまうと俺からのキスはやはり恥ずかしい。

「いやっ、あの。も少し後でも・・・」
「もーっ!相変わらず往生際悪いんだから」

カチンッ!

何だか男らしくないと言われたようで無性に腹が立った。

「わかったよっ!」
そう怒鳴ると、山本の首ねっこを引き寄せ、ぶつけるようにキスしてやった。


・・・


あれ?



「・・・戻らない?」


前回コレでボンッという音がなって、元に戻ったはずの山本の姿はそのままだった。


「も、もう一度」
今度は以前のようにそっと口付けた。
けどやはりそのままで。


「え?なんで?!なんで戻んねぇの!?」

本格的に焦ってしまった俺達2人。
何度キスしても戻ることはなく。

コレで戻らないとなると、方法は多分1つだけだろう。
とはいえ、俺達2人とも女である以上、誰か他の奴に頼まなきゃならない。


「・・・どうしよう」

多分同じ事を考えていたのだろう。
顔を見合わせて溜息をついてしまった。
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