思いつくままの妄想小説2

□だぶる?でぇと
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遊園地に入るなり走り出そうとしたランボを抱き留め、ハルがいきなり俺達の方を向いた。

「いいですか!?獄寺さんは山本さんと2人で回って下さい。
ハルとツナさんとで回りますからぜーったい邪魔しないで下さいね!」
「お、おい?ハル?えっと・・・」
「はぁ?ちょっと待て!俺は十代目の護衛として」

いきなりのハルのセリフに目を白黒させているツナと、食ってかかる獄寺。

「安心しろ、俺がいる。ハルの気持ちも分かってやれ」
「し、しかしリボーンさん」
「でも、昼飯は一緒に食おうぜ。1時にココでって事で」
「わっかりましたぁ!じゃ、ツナさん、行きましょ♪」
「分かったから引っ張るなって!あ、こらランボ!何処行くんだ?」

小僧にまで止められて呆然としている獄寺を後目に、ツナ達は走っていってしまった。


「ンじゃ、俺たちもいこっか?」
「じゅうだいめぇ〜」

あらら、涙目になってたりして。

「ま、今日のところはハルの好きにさせてやれよ。ツナと2人きりって滅多にないだろうから」
「阿呆牛とイーピンも一緒だろーが」

あーだから、上目遣いで口尖らすの止めて。
我慢できなくなりそ。


「くっそぉー!こーなりゃトコトン楽しんでやるぅー」
「そうそう、その意気♪」

お、元気になったな。

「行くぞ、山本!乗り物全部制覇してやるんだからな」

え?まじ?

「最初はアレ!」

と獄寺が指差したのは遊園地の花形、ジェットコースター。
しかもここのって高低差が激しいんで有名じゃなかったか?

「ちょ、ちょっと待って。俺あーいうのあんまり・・・」
「お♪山本絶叫系苦手?」
「絶叫系って言うか、あの内蔵が浮き上がるよーなかんじが苦手で・・・」
「そーか、そーか♪ンじゃ、早速」
「こ、こら!人の話聞いてた?」
「きーてた、きーてた」



嬉しそうに俺の手を引っ張る獄寺。
正直、ちょっと後悔し始めていたり・・・
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