思いつくままの妄想小説2
□だぶる?でぇと
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「おーい。大丈夫か?ったくだらしねぇな。あれっぽっちで」
・・・何処がだ?
既に突っ込む気力さえないほどグッタリしていた。
あれから絶叫系はすべて制覇させられた。
「一番コワイ」と言われている奴なんか、3回も乗せられたんだぞ?
苦手だっていったのに。
「お前がこーいうの苦手とはな」
俺の弱みを握ったのが余程嬉しいのか、すっかりご機嫌だ。
そーくるのならリベンジさせていただこうかな?
「獄寺の好きなの散々付き合ったんだから今度は俺の番な」
「あ?お前、なんか乗りたいのあったのか?ってか、メリーゴーランドは嫌だぞ?」
あー流石に俺もそれは・・・
「いーや?えっとな・・・あ、あっちだ」
地図を見ながら歩き始めた。
散々付き合わせたことに負い目を感じているのか。
獄寺も素直に付いてきてくれた。
「何に乗りたいんだよ?」
「ん〜?」
曖昧に誤魔化す俺に胡散臭そうな視線を送って来る。
だって、俺が行きたい場所を言ったら絶対来てくれるはず無いモンな!