思いつくままの妄想小説

□がぁるず☆ぱにっく 3
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「獄寺君、元に戻ったんだ。よ、良かったね・・・」
「・・・有り難うございます、十代目」

十代目も元に戻る方法を知っているわけだから、ちょっと複雑な顔をなさっている。

おまけに隣にはこれ以上ないほどご機嫌な山本。
見透かされているみたいでいたたまれない。

「ご機嫌だね、山本」
「分かる?俺、今すっごい幸せな訳よ」
といいながら俺の肩を抱き寄せる。

「果てろ!このバカ!」
真っ赤な顔で怒鳴る俺を
「まぁまぁ、獄寺君。落ち着いて」
と十代目が宥めた。
苦笑しながらも「幸せにね」と言われ、返す言葉がなかった。


「山本、約束の物だ。無くなったらまた言え」
リボーンさんが、小さなビンに入った薬のようなものを渡している。
「お、サンキューv小僧」

「リ、リボーンさん、それは?」
楽しそうな様子に嫌な予感がする。

「例の薬を錠剤にした物だ」

・・・やっぱり。

「よこせ!山本!」
「やぁーだよ。捨てる気だろ?」
「当たり前だ!二度と女になんかならないからな!」

ぎゃーぎゃーとわめいている俺達の横で、
「平和だねぇ」
「ホント仲良しv」
といいながらお茶を飲んでいる十代目とお母様の姿があった。


end
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