思いつくままの妄想小説
□トリック・オア・トリート?
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「相変わらずデカイ家だよなー!」
「ほえー、ディーノさんってお金持ちだったんですねぇ」
山本の言葉にハルが感心したように言った。
そーいや、イタリア旅行の時、ディーノの家に泊まったっていってたな。
「家の大きさが変わったら化け物屋敷だろーが」
「はは、おもしれーこというな。獄寺」
「そんなトコで突っ立ってないで早く来いよ。リボーンが待ちくたびれてるぞ、きっと」
そういってさっさと入っていくディーノ達を慌てて追いかけた。
・・・リボーンさんを怒らせるわけにはいかないからな。
中にはいると、すでにカボチャだらけだった。
この可愛らしい飾り付けをオッサン達がやったのかと思うとちょっと笑える。
「おせーぞ!」
後ろから声がして振り向くと、リボーンさんが仁王立ちで立っていた。
・・・姉貴がすでに仮面を付けた仮装していたおかげで失神せずに済んだのは幸いだったんだろう。
「遅くなってすみません」
「よう、小僧」
「お前達の衣装は部屋に用意してある。付いてこい」
そういって歩き出したリボーンさんを慌てて追いかけた。
2階に付くと、お母様とハル、俺と山本で部屋を分けられていた。
十代目はランボと一緒らしい。
「あぁそうだ、獄寺。これを飲んでおけ」
渡されたのは白い錠剤。これってまさか....
「あ、あの、リボーンさん」
「早くしろ。それとも無理矢理飲まされてぇか?」
口移しで。と不穏な言葉に慌てて受け取る。
・・・嫌な予感はこれだったのか。
多分飲むまで許されないだろう。
仕方なくその薬を飲み込んだ。
ボンッという音と共に、俺の身体は変化していた。